2013 年 4 月 のアーカイブ

第50期を迎え

 当期で当社は第50期を迎えます。創業は1801年と遡りますが、会社として組織化されて約50年になります。
 この50年間、粘土瓦の需要は日本国内の社会状況、住宅供給量の変動とほぼ同調するように推移してきました。
粘土瓦の高耐久、高断熱などの性能評価により、住宅での採用比率は、多くの低価格なライバル商品が現れるなか、
堅調な状態を続けています。現在、自然エネルギーの導入が国の指導の下に推進され、屋根への太陽光発電パネルの設置も非常に活況を呈した状態にあるように思われますが、粘土瓦はその優れた性能から、太陽光発電パネルとも共存しながら、住宅屋根材の主力製品として、引き続き求め続けられるものであると信じてします。
 日本では、諸外国に比べ、粘土瓦の採用比率が高かったことから、粘土瓦産業の規模も大きく、世界でも南欧地域に次ぐ生産規模を有し、安価な粘土瓦の供給が可能でした。価格の扱いやすさが粘土瓦の需要を支えていた部分もあるように思います。しかしながら、高齢化に伴う住宅供給の減少により、粘土瓦産業全体の規模も縮小しています。粘土瓦の価格や物流体制は現状の生産規模に依存している部分があり、産業規模の縮小は、従来の体制を維持することに対する不安要因となっています。
 当社では、粘土瓦の価格、物流面での扱いやすさの維持、発展が、この国で、今まで通り広く粘土瓦に親しんでいただくための必須の条件であると捉え、当期の方策として、生産ロスの削減、周辺技術の内製化に取組み、その充実に全力を傾けていきたいと考えています。
粘土瓦の良さを、これからも多くの方に実感していただき、粘土瓦の文化をより発展させることができるよう努力してまいりますので、皆様のお支援をよろしくお願いいたします。