2011 年 9 月 のアーカイブ

シンガポール展示会

 9月第三週、シンガポールの展示会場サンテックにて、建材の展示会がおこなわれ、三州瓦も出展いたしました。
 10年ほど前には三州瓦もシンガポールにたくさん出荷されていたとのことですが、現在は円高の影響や、近隣国であるマレーシアでの瓦の生産開始、ヨーロッパからの価格の安い瓦の流入により、日本からシンガポールへの瓦の輸出は激減しています。

2011年9月 サンテックシンガポール

2011年9月 サンテックシンガポール

 日本ではその間に平板瓦の生産が急伸してきました。平板瓦なら現地の瓦やヨーロッパの瓦に充分に競争できるものと思います。
 今後、シンガポールだけでなく、成長の著しいアジア諸国への三州瓦の輸出を増加するよう、頑張っていきたいと思います。
 シンガポールでは戸建て住宅や商業施設には、かなりの割合で粘土瓦が使われていました。ステータスシンボルとして、粘土瓦に対する評価は日本よりずっと高いようです。日本でも、粘土瓦の魅力を認めてもらえるように、微力ながら頑張っていきたいと思います。

マリーナベイサンズ

マリーナベイサンズ

 自分が心霊写真のように写りこんでいますが、写真は60階のビルからシンガポールの新名所であるマリーナベイサンズを写したものです。

第15回甍賞発表

 先日、粘土瓦屋根の設計コンクール、甍賞が発表になりました。
従来は隔年でおこなわれていましたが、今回からはトリエンナーレでの開催になりました。
 今回、金賞の慈眼山成願寺の屋根工事業者として当社を表彰していただきました。甍賞は物件を設計された設計士の方の功績に対し、表彰をおこなっているものですが、該当する物件の瓦の工事業者に対しても、表彰をしていただけます。当社は本来、製造業であるので、瓦を利用していただけるだけで、充分にありがたいのですが、名誉あるこの賞をいただけたことに、設計、工事の方を始め、関連された多くの方に感謝いたします。
 工事業としての表彰は始めてのことですが、毎回3~4件の入賞物件に当社の粘土瓦を採用していただいています。今回は、特に採用物件が多く、現在確認できているもので、入賞作品中6件の物件に当社の瓦を採用していただきました。大変、名誉に思うと共に関係された皆様に感謝いたします。
 今回の甍賞では、入賞作品14件の内、13件がいぶし瓦を採用していました。産地からのいぶし瓦の出荷は年々減少しており、粘土瓦の中ではマイナーな存在になってきていますが、今回の結果に、いぶし瓦の良さは、まだまだ多くの方に認めていただけるものだと、励まさました。いぶし瓦の良さをもっと多くの人に理解してもらえるように、製造に力を注いでいきたいと思います。

第15回甍賞入選作品集

第15回甍賞入選作品集

 また、今回から甍賞に学生部門が新設されました。施工物件ではなく、瓦を利用したアイデアのコンペで、今回は「都市における『瓦』を用いた新しい空間提案」という課題でした。大変、優秀な作品が数多く応募されたとこのとで、今後の瓦文化の発展に繋がることを期待しています。