瓦原土採掘

当社の本社のすぐ近くで瓦土を掘っていたので、写真を撮りました。
近くの田んぼを借り上げて、瓦土を掘っている光景は珍しくはありませんが、碧南市内ではあまりありません。写真の手前は干上がっている田んぼです。

碧南市内の採掘現場

粘土採掘現場

このように田んぼから採掘された地元の土を三河土と呼び、豊田市やみよし市以北で採れる土を山土と呼び、ブレンドして粘土瓦の材料にしています。
三河土は粘り気があるとされ、粘土瓦の細かい細工に向いていると言われていますが、単体ではばらつきがあるようです。三河土の採掘の現場は、写真ではわかりにくいでしょうが、それほど大きなものではありません。

粘土採掘風景

粘土採掘風景

一時は三河土の枯渇も心配されましたが、現在は採掘業者の方々の努力により、原土が確保されています。

三河の窯業展 2012

今年も碧南市、高浜市の窯業関連団体により、3月4日~9日の間、東京ビッグサイトでおこなわれた建築建材展内に、三河の窯業展として、ブース出展をいたしました。

三河の窯業展2012

三河の窯業展2012

当社の所属する愛知県陶器瓦工業組合でも、震災に強い瓦、低温焼成瓦、太陽光発電パネルとの組み合わせなどの粘土瓦の展示をおこないました。粘土瓦が地震に弱いという誤解を払拭しようという展示に、海外の報道機関アルジャジーラも取材をおこなっていただきました。
今回は鬼師の方々により、会場での鬼瓦等手造り品の制作実演をおこないました。
瓦に関わっている私達でも鬼瓦の制作に立ち会うことはあまりありませんが、入場者の方はその迫力に驚いたことと思います。

世界遺産 中尊寺

九州の取引先の皆さんと、研修旅行を企画し、世界遺産に登録された岩手県平泉町の中尊寺に行ってきました。中尊寺と言えば、金色堂が有名で、平安時代に建造された建物が、今なお光輝き、そうした建物をすぐ近くで見ることができるのには感動しました。義経、弁慶などという御伽噺に出てくるような人物が、その場に、実在したというのにも深い感銘を受けました。
世界遺産に認定された日本有数の貴重な財産ですが、そんなお寺の中に当社の瓦を使っていただ建物があります。

中尊寺本堂庫裏

中尊寺本堂庫裏

 中尊寺の本堂の左手にある庫裏で今年、葺き替えに当社の瓦を使用していただきました。世界遺産ということで、多くの方が中尊寺を訪れることと思います。金色堂を見学された際には、目を向けていただくようにお願いします。

シンガポール展示会

 9月第三週、シンガポールの展示会場サンテックにて、建材の展示会がおこなわれ、三州瓦も出展いたしました。
 10年ほど前には三州瓦もシンガポールにたくさん出荷されていたとのことですが、現在は円高の影響や、近隣国であるマレーシアでの瓦の生産開始、ヨーロッパからの価格の安い瓦の流入により、日本からシンガポールへの瓦の輸出は激減しています。

2011年9月 サンテックシンガポール

2011年9月 サンテックシンガポール

 日本ではその間に平板瓦の生産が急伸してきました。平板瓦なら現地の瓦やヨーロッパの瓦に充分に競争できるものと思います。
 今後、シンガポールだけでなく、成長の著しいアジア諸国への三州瓦の輸出を増加するよう、頑張っていきたいと思います。
 シンガポールでは戸建て住宅や商業施設には、かなりの割合で粘土瓦が使われていました。ステータスシンボルとして、粘土瓦に対する評価は日本よりずっと高いようです。日本でも、粘土瓦の魅力を認めてもらえるように、微力ながら頑張っていきたいと思います。

マリーナベイサンズ

マリーナベイサンズ

 自分が心霊写真のように写りこんでいますが、写真は60階のビルからシンガポールの新名所であるマリーナベイサンズを写したものです。

第15回甍賞発表

 先日、粘土瓦屋根の設計コンクール、甍賞が発表になりました。
従来は隔年でおこなわれていましたが、今回からはトリエンナーレでの開催になりました。
 今回、金賞の慈眼山成願寺の屋根工事業者として当社を表彰していただきました。甍賞は物件を設計された設計士の方の功績に対し、表彰をおこなっているものですが、該当する物件の瓦の工事業者に対しても、表彰をしていただけます。当社は本来、製造業であるので、瓦を利用していただけるだけで、充分にありがたいのですが、名誉あるこの賞をいただけたことに、設計、工事の方を始め、関連された多くの方に感謝いたします。
 工事業としての表彰は始めてのことですが、毎回3~4件の入賞物件に当社の粘土瓦を採用していただいています。今回は、特に採用物件が多く、現在確認できているもので、入賞作品中6件の物件に当社の瓦を採用していただきました。大変、名誉に思うと共に関係された皆様に感謝いたします。
 今回の甍賞では、入賞作品14件の内、13件がいぶし瓦を採用していました。産地からのいぶし瓦の出荷は年々減少しており、粘土瓦の中ではマイナーな存在になってきていますが、今回の結果に、いぶし瓦の良さは、まだまだ多くの方に認めていただけるものだと、励まさました。いぶし瓦の良さをもっと多くの人に理解してもらえるように、製造に力を注いでいきたいと思います。

第15回甍賞入選作品集

第15回甍賞入選作品集

 また、今回から甍賞に学生部門が新設されました。施工物件ではなく、瓦を利用したアイデアのコンペで、今回は「都市における『瓦』を用いた新しい空間提案」という課題でした。大変、優秀な作品が数多く応募されたとこのとで、今後の瓦文化の発展に繋がることを期待しています。