平成22年度九州丸栄会

 6月15日福岡県の大丸別荘において、九州丸栄会の総会がおこなわれました。
九州丸栄会は九州地域の当社製品を使っていただいている屋根工事業者の方々によって組織されている団体です。屋根工事等に関する情報交換、九州地域の屋根工事連携のための懇親を目的としています。
 今回の総会では、デンソーOB、名古屋工業大学非常勤講師の稲垣氏により、輸送機器産業における2S(整理整頓)や5S(2S+清掃、清潔、しつけ)の重要性を講演いただきました。
屋根工事や粘土瓦製造においても、改めて2S、5Sの重要性を再認識し、生産性の向上に役立つお話であったように思います。

2010年九州丸栄会総会

2010年九州丸栄会総会

今回、総会を開催した二日市温泉の大丸別荘で使われていた鬼瓦の写真を写しました。鬼の鑑の部分に旅館の名前が入れられています。製造する立場から言えば、比較的簡単にこのような特注に対応することはできますが、このようなものを作ってほしいとの要望を出される方はあまりいません。もっと、世間の方に粘土瓦に興味をもっていただき、こうした洒落た注文をいただければと思います。

大丸別荘鬼瓦

大丸別荘鬼瓦

淡路瓦400年祭

淡路瓦400年祭に行ってきました。
http://project400.biz/
淡路島は当社の所属する愛知県三河地方、島根県の石見地方と共に、瓦の日本三大産地といわれる瓦産地です。400年前に城郭に使う瓦を作るために淡路島で瓦が生産され、それ以降、瓦が生産されてきたとのことです。
淡路瓦400年祭では、淡路島の粘土瓦生産業者の皆さんが、各社を見学者に解放して、粘土瓦の魅力を知ってもらおうと企画したイベントでした。
過去に淡路島の工場を見学させていただいたことはありましたが、今回、400年祭で工場を見学し、若い経営者の方達が、とてもセンス良く、瓦の魅力を引き出していることに驚きました。
瓦という建築材料は屋根という目線に遠い位置にあり、建築に興味のある人以外の一般の消費者の方に注目していただくことは難しいものだと思っていましたが、瓦粘土を使った身近な置物や、焼き物である瓦を創っている場所を親しみやすく開放することで、見学者の方に興味深く注目してもらうことに大変な成功を納めているように感じました。
 三州でも頑張って瓦の魅力を伝えようと努力している方達がいますが、今回の淡路のような集団の素晴らしい活動になるよう、もっと頑張っていきたいと思います。

淡路山田氏と当社会長

淡路山田氏と当社会長

 写真は瓦400年祭の受付となっていた産業文化センターでの淡路のカワラマン山田修二氏と当社会長です。

社長交代

 この度、4月1日より、当社の代表取締役社長が交代いたしました。
代表取締役専務の樅山朋久が代表取締役社長に就任いたしました。
微力ではございますが、社業の発展に一層の努力をいたしますので、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 また、これまで代表取締役を努めました、樅山善久は取締役会長に就任いたしました。これまでのご厚誼に感謝するとともに、今後共、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

技能グランプリ

 3月20日、21日千葉県の幕張でおこなわれた屋根工事の技能グランプリを見学してきました。今年度は三州瓦の同業社である創嘉瓦工業さんのJ形瓦(和瓦)とF形瓦(平板瓦)を腰葺屋根のように葺くという課題でした。

屋根工事グランプリ2010

屋根工事グランプリ2010

 和瓦では、隙間なくいかに綺麗に施工するかということを要求されます。粘土瓦は他の焼き物に比べ、寸法精度も悪く、ネジレもあり、そうした粘土瓦を調整しながら、葺くことに屋根職人の技能が必要です。瓦の中には、屋根職人の方に削ってもらうことを前提に少し大きめの瓦を作る製品もあります。瓦を削ったり、高さ調整をしたりして瓦を収めるのには、大変な修練が必要であり、こうした瓦施工の技能の高さは、日本はずば抜けて世界一であると思います。
 私達、粘土瓦製造業者も、屋根職人の方の技能に応えるような製品を製造する責任を感じます。また日本の瓦屋根の素晴らしさをより多くの方に理解してもらうよう努力していきたいと思います。

屋根架台

屋根架台

九州丸栄会研修旅行 慶州

 九州の当社取引先の屋根工事業者の方々によって組織されている九州丸栄会の研修旅行に行ってまいりました。世界遺産を見ようと、毎年、国内の世界遺産を訪問していましたが、残っている世界遺産はこの季節過酷なところが多く、九州からは海外と言っても、プサンであれば、飛行機で40分弱ということなので、思い切って九州丸栄会初の海外研修です。

巴模様の異なる韓国瓦

夕食をとった焼肉屋の屋根瓦

   初日の夕食は海雲台にある焼肉屋に行きました。写真はその店舗の屋根瓦です。韓国風の黒い本葺瓦ではなく、いぶしの和瓦が使用されていました。しかし、軒瓦や巴瓦の模様は日本とは違い、プレス圧が低く、オープンモールド方式なのか、どことなくぼってりとしていて、鯛焼きのようです。しかし、クラシックな雰囲気が出ていて悪くないと思います。

老堂蓋瓦窯出し風景

老堂蓋瓦窯出し風景

 2日目は研修として韓国の瓦工場、株式会社老堂蓋瓦を見学しました。14基の単窯を持っていて月産20万枚の瓦を生産しているそうです。韓国では伝統を重んじており、瓦の需要が活況で、瓦が不足しているとのことです。窯の温度は1,140度を示しており、吸水は2%との説明をうけました。

本平裏面

本平裏面

 工場内の本平の裏面に模様の入ったものがありました。土葺き工法をおこなっているようで、粘土の貼りつきを良くしようとして入れた模様かもしれませんが、模様としても面白く、別の目的があるのかもしれません。

世界遺産仏国寺

世界遺産仏国寺

 旅行の目的は世界遺産見学であり、午後からは韓国の世界遺産である仏国寺に行ってまいりました。この仏国寺を含め、慶州の町は瓦が本当にきれいです。日本でも瓦の美しさをもっと多くの方に理解していただきたいと思います。
 参加していただいた方々には大変お世話になりありがとうございました。